蒲郡製作所では、2000年から、半導体を製造するための産業用ロボットアームの部品製作を通じて、ロボット関連の部品加工を開始しました。
半導体製造用ロボットは、クリーンルームのホコリを嫌う環境下で使われます。そのため、ロボットを構成する一つひとつの部品もホコリが溜まることがないよう、傷のないことが要求されます。
当社では、60年に渡り培ったアルミの高精度加工技術を生かし、高精度で部品に傷がつかない加工方法を見つけ出し、この問題を解決しました。
無傷の部品を提供することで、安定した半導体部品製造に貢献しております。
災害救助用ロボットは、過酷な条件下に入っていって、人を救助する任務が課せられます。そのためのロボットには、人を抱えて救助するためのパワーと正確に動作することが求められます。
災害救助型ロボットに使われる部品には、ガタなく動かすために個々の部品の加工精度が高いことが必須条件です。当社では、腕や足の関節部分の部品を中心に数十点の部品加工を請け負っています。
ヒューマノイドロボットは、人と同じような動作をさせることを目的としたロボットです。そのため、骨格を人と似せて作ることがあります。
ヒューマノイドロボットの部品は、複雑な形状の部品が多く、どうやって作ったらいいのかを悩むような部品もあります。ここで生きるのが、当社の多品種少量生産で培った段取り経験豊富な加工のノウハウです。日々いろいろな部品を作り続けている我々だからこそできる部品も少なくありません。
パートナーロボットは、今後ますます問題化する高齢化社会において、高齢者介護を助けるために開発されているロボットです。
高齢者の生活をサポートし、時には命を預かる大切な仕事を補助するロボットです。
求められる部品は、高品質、高精度であり、かつトレーサビリティ(加工履歴)が明確である必要があります。
当社の社員は、自らの加工工程を終えた時点で、「自分が作った部品であること」を証明し、誇りを持って作った証として、図面に押印しております。品質は工程で作り込んでいくことを実践しております。
トヨタパートナーロボットの紹介ページ
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/8709536/