皆さん、こんんちは!

今週の火曜日に、東京都三鷹市にあります国立天文台へ出張しました。今回は、
現在商談中の製品の最終打ち合わせに伺いました。一月ほど前に納品しました
初ロットを現在検査及び性能測定をしていただいております。

以前、この天文台のすぐ下にある有名な計測機器メーカー三鷹光器さまを見学
させていただいたことがありましたが、天文台へ伺ったのはこれが初めてでし
た。私が初めての訪問だったことで、ご担当者さまには、大変貴重な時間をい
ただき、細かく内部をご説明いただきました。

過去に使っていた設備や最新の設備をたくさん拝見しました。天文台の内部に
も部品を製造するための工作機械や高精度の計測機器が設備され、先端の加工
もされているそうです。

今、天文台では、世界的なプロジェクトである「アルマ計画」に参画されてい
ます。アルマとは、日本、北アメリカ、ヨーロッパ、チリなどの国々が協力し
て、チリ、アンデス山脈の標高5000mの高原に建設する、アタカマ大型サ
ブミリ派干渉計のことです。。。。。って何のことかわからないですよね。(笑)

直径12mの高精度パラボラアンテナ64台と”ACAシステム”と呼ばれる
別の高精度パラボラアンテナ16台からなる広大なシステムだそうです。まだ
よくわかりませんよね。この80台のパラボラアンテナは直径18.5kmの
範囲に配置され、あたかも直径が18.5kmあるパラボラアンテナに相当す
る解像度を実現できるのだそうです。

これは、今世界の最高峰の技術レベルを持つすばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠
鏡の10倍の解像度に相当し、光ではなく、物質が発する電波を測定すること
で温度が低いために光では見ることのできない星や銀河の材料物質の姿を描き
出せるのだそうです。(国立天文台ALMA推進室パンフレット参照)

今後、こうしたプロジェクトに参加できたら、ガマセイの技術力を活かして
協力したいと思います。
5c19399c-s